






伏見人形・鯛曳き童子(丹嘉)
¥4,200 税込
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子どもが鯛を曳いているおめでたい取り合わせの伏見人形です。子どもらしく丸みを帯びた体に顔立ちは愛嬌がありながらも上品で、作者が心を込めて表情を描いたことが伝わります。
鯛の赤地には金色が散りばめられ、ヒレにはパール地のキラキラした白。裏側も真っ白ではなく鯛の目が描かれ、全体的に美しく彩色されています。
入手時期が昭和50年代なので、6代目大西重太郎氏作だと思われます。
箱に入れたままでしたので新品同様ですが、経年のため、裏側の襟下の黒い箇所が少し剥がれかけています。
サイズ約:幅12×高さ11.5×奥行4.5㎝
丹嘉は京都の伏見に1軒だけ現存する伏見人形の窯元です。
伏見人形の歴史は古く、室町時代にその記録が残るほど。伏見稲荷大社の門前で参詣土産として売られていたことが始まりとされます。伏見稲荷大社は全国稲荷神社の総大社であるため、古くから全国各地の参詣客で賑わっていました。
江戸時代に庶民生活が安定すると、節句人形の需要が高まり、伏見人形は全国に知られるようになります。かつての京の玄関口である伏見港から水路で日本各地に流通していくと、各地では伏見人形を見本に土人形が製作されるようになりました。そうしたことから土人形のルーツとされています。
往時、伏見に数十軒あった窯元も今では丹嘉のみ。戦時中に多数の窯元が廃業し、原型が廃棄されたり埋められたりするなか、5代目が保存に尽力し、貴重な原型が失われずに済みました。
参考:『伏見人形の原型 六代目丹嘉』
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