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虎張子(御坊人形)
¥20,000
和歌山県を代表する郷土人形の御坊人形、虎張子です。 昭和40年代のものなので、でこや田中正助さん作と思われます。 黄丹色の彩色にピンとたったヒゲ、おおらかな中にも堂々とした姿の虎です。 舌は赤い布地、尻尾は組み立て式です。 サイズ 全長:約44cm 高さ:約35cm 幅:約18cm
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古代だるま(三春張子)
¥9,200
茶色い顔が特徴の三春張子の古代だるまです。 だるまさんのモデル達磨大師は1600年くらい前の僧で、南インド香至国の第三王子だった人。古代だるま、というのはその頃の姿を模しているのかもしれません。 堅固な意志が伺えるお顔ですが、瞳が炎のような形で目がキラキラ輝いているようにも見えます。法衣の袖のヒダが描かれていて、正面にある突起は座禅時の手の部分かと思います。 三春張子は福島県の重要有形民俗文化財で、高柴(旧奥州三春藩高柴村)の集落デコ屋敷内の4軒の家で作られています。全て橋本家でそれぞれ屋号があり、古代だるまは恵比寿屋作。 三春張子は木型を複数使うものもあり、流動的で立体的な姿に特徴のある美しい人形ですが、明治期以降、戦後に再興されるまで、製作される人形の種類は減っていきました。途絶えつつある中でもだるま人形だけは開運福徳の象徴として作られ続け、複雑な張子の技法は引き継がれていきました。 昭和50年代に購入したもので大きな傷みはありませんが、経年のため、やや汚れがあります。 高さ:約27cm 幅:約19cm 奥行き:17.5cm 重さ:363g
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熊のり金時(仙台張子)
¥6,000
マサカリをかついだ金太郎が熊の上に乗っている場面の熊金張子です。物語では、投げ飛ばされて踏みつけられあと、熊は金太郎の家来になります。 幅18㎝、高さ19㎝ほどの中サイズ。着色がとても鮮やかで、真っ赤な金太郎と真っ黒い熊の対比がより力強く見える張り子です。 伝説上、赤龍の子ともされる金太郎は赤い体で生まれ、また赤は疱瘡や魔除けに効力があると信じられていたため、金太郎は赤い体でよく作られます。この張子は、金太郎と熊の目にも赤い隈取りがあり、若さや力、正義を表しています。 仙台の堤人形や松川だるまで知られる佐藤吉夫家(現在は「つつみのひなやっこ」)の二代目佐藤大三郎さん作。吉夫さんの叔父さんにあたります。 昭和40年代に入手したもので、傷や傷みは特になく、発色もきれいです。 サイズ約:幅18×高さ19×奥11㎝
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青鬼(仙台張り子)
¥2,000
青鬼の仙台張り子のお面です。明治初期に“面徳”と呼ばれた仏師が、現在に連なる仙台張り子の面の技法を完成させました。その木型や技法が長年受け継がれ、一つ一つ丹精込めて製作されています。 この青鬼面は昭和58年、本郷だるま店製作。新品同様、着色は色褪せもなく鮮やかです。 縦19×幅15.5×高さ8㎝
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さる面(仙台張り子)
¥2,000
仙台張り子のさるの面です。明治初期に“面徳”と呼ばれた仏師が、現在に連なる仙台張り子の面の技法を完成させました。その木型や技法が長年受け継がれ、一つ一つ丹精込めて製作された張り子面です。 昭和58年、本郷だるま店製作。新品同様、着色は色褪せもなく鮮やかです。 縦18×幅17.5×高さ7㎝
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16代広吉作・高柴だるま(三春張子)
¥21,000
高さ約34センチの大きな三春張子の高柴だるまです。昭和40年代に人形師の橋本広吉さんから購入したものです。裏面に「三春張子 高柴達磨 文財指定 十六代広吉作」と書かれています。 三春張子は福島県の重要有形民俗文化財で、高柴(旧奥州三春藩高柴村)の集落デコ屋敷内の4軒の家で作られています。全て橋本家でそれぞれ屋号があり、本作は恵比寿屋の橋本広吉さん作。 三春張子は木型を複数使うものもあり、流動的で立体的な姿に特徴のある美しい人形ですが、明治期以降、戦後に再興されるまで、製作される人形の種類は減っていきました。途絶えつつある中でもだるま人形だけは開運福徳の象徴として作られ続け、複雑な張子の技法は引き継がれていきました。 橋本広吉さんは再興に尽力された数人のうちのお一人で、十五代夫人であるお母様は張子名人と呼ばれた方です。昭和40年代に購入したものなので、製作工程全て恵比寿屋内でされていたものと思われます。 〈三春張子の工程〉 木型を作る→和紙(こうぞ)を貼る→のりを手で全体にすりこむ→天日干し→刃で切れ目を入れて型抜き→切れ目をニカワで閉じる→下地胡粉を塗る→乾燥させて凸面を滑らかにする→仕上げの胡粉を塗る→彩色する ※木型は傷まなくなるまで使えます 裏面に少し剥がれはありますが、だるま全体に傷はなく、彩色も鮮やかで新品同様です。お腹はカボチャのような丸みと筋があって福々しい姿形をしていて、力強い印象のだるまさんです。目を入れていませんので願掛けにもお使いいただけます。 サイズ 高さ約34cm 奥行約25cm 幅約27cm 重さ683g
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烏天狗面(仙台張子)
¥2,000
SOLD OUT
仙台張子のカラス天狗のお面です。 昭和58年、本郷だるま店製作。一つ一つ丹精込めて製作された張子面です。新品同様、着色は色褪せもなく鮮やかです。特に黒色が艶やかです。 明治初期、“面徳”と呼ばれた仏師が現在の仙台張子に連なる面の技法を完成させました。仙台張子には、その木型や技法が長年受け継がれています。 サイズ(約):縦19.8×幅14×高さ11㎝
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下総起き上がり張子・子守(下総玩具)
¥2,000
SOLD OUT
下総玩具は、千葉県柏市で松本節太郎さんが戦後、独学で作り始めた郷土玩具です。 一目で下総玩具とわかる、肩の力が抜けたような表情や造形で、独特なかわいらしさ面白さがあります。 箱に入れたままでしたが、経年のためか底に小さな剥がれとヒビがあります。彩色はきれいでシミ等、特にありません。 高さ:約8cm 幅:約7.5cm 奥行き:約6.5cm
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たぬきころがし(浜松張子・二橋志乃作)
¥5,500
SOLD OUT
浜松張子のたぬきころがしです。たぬきの両側についた車輪でコロコロ動きます。 3代目二橋志乃さん78歳、昭和40年頃の作。 浜松張子は静岡を代表する郷土玩具です。明治初め頃から作られていましたが、昭和20年の空襲で張子の木型が全て焼失し、廃絶寸前となりました。志乃さんが奮起し木型を復元、浜松張子を甦えらせました。昭和34年、その功績が認められ、浜松市の無形文化財に指定されています。 高さ:約9cm 幅:約9cm 奥行き:約8cm
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土佐しばてん起き上がり(香泉人形)
¥2,000
SOLD OUT
土佐の妖怪しばてんの起き上がり人形です。 しばてんはカッパという説や、芝天狗という説があります。相撲が好きで道行く人に相撲を挑むそうで、この人形は化粧廻しを締めて軍配まで持っているようです。 香泉人形ならではのメリハリの効いた着色に、 きょとんとした表情でタヌキみたいな目のしばてんさんです。 昭和47年に購入したものなので、二代目の作だと思います。 高さ:約8cm 幅:約6.5cm 奥行き:約6.5cm 重さ:48.5g 香泉人形は土佐発祥で、昭和47年に二代目山本香泉さんが滋賀県信楽に移って製作されていましたが、平成3年に廃絶しています。
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牛乗り童子(大崎文仙堂・高松土人形)
¥5,800
SOLD OUT
香川県高松市の大崎文仙堂、大崎豊五郎さん作の郷土人形です。昭和48年頃製作。 練り物製で素焼きせず天日で乾燥させて彩色した昔ながらの手法を取り入れています。 高松では嫁入りに縁起物の土人形を持参する風習があり、こちらも「嫁入人形」の郷土人形として作られた牛乗り同じです。大崎さんの嫁入人形は狗鯛や大黒など全部で31種類あるそうです。 購入時から箱に入ったままの新品同様ですが、経年のためやや汚れがあります。 ※大崎文仙堂の郷土人形は2008年に廃絶。 高さ:約9cm 幅:約16cm 奥行き:約8cm 重さ:442g
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鯛戎(大崎文仙堂・高松土人形)
¥5,800
SOLD OUT
香川県高松市の大崎文仙堂、大崎豊五郎さん作の郷土人形です。昭和48年頃製作。 練り物製で素焼きせず天日で乾燥させて彩色した昔ながらの手法を取り入れています。 高松では嫁入りに縁起物の土人形を持参する風習があり、こちらも「嫁入人形」の郷土人形として作られた鯛えびすです。大崎さんの嫁入人形は狗鯛や大黒など全部で31種類あるそうです。 購入時から箱に入ったままの新品同様ですが、経年のためやや汚れがあります。 ※大崎文仙堂の郷土人形は2008年に廃絶。 高さ:約11.5cm 幅:約12.5cm 奥行き:約6cm 重さ:366g
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牛乗り天神(大崎文仙堂・高松土人形)
¥5,800
SOLD OUT
香川県高松市の大崎文仙堂、大崎豊五郎さん作の郷土人形です。昭和48年頃製作。 練り物製で素焼きせず天日で乾燥させて彩色した昔ながらの手法を取り入れています。 高松では嫁入りに縁起物の土人形を持参する風習があり、こちらも「嫁入人形」の郷土人形として作られた牛乗り天神です。大崎さんの嫁入人形は狗鯛や大黒など全部で31種類あるそうです。 購入時から箱に入ったままの新品同様ですが、経年のためやや汚れがあります。 ※大崎文仙堂の郷土人形は2008年に廃絶。 高さ:約14.5cm 幅:約9.5cm 奥行き:約5.5cm 重さ:383g
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福助(三春張子)
¥5,500
SOLD OUT
幸運を招くと言われる三春張子の福助です。高さ約15.5㎝の中サイズ。 昭和58年入手後、仕舞ったままでしたが、経年の影響か一部くすんで見えます。ですが全体の発色はきれいで特に傷や剥がれはありません。 高柴デコ屋敷大黒屋製。 サイズ約:高さ15.5×12×奥行10.5㎝ 立体的で動きのある姿が特徴的な三春張子。 張子は木型に和紙を張って乾燥させたあとに型から抜き取って作っていきますが、三春張子の場合はその木型が一体の人形につき複数あります。パーツごとに木型が作られているものもあり、パーツを組み合わせて仕上げるため立体的で流動的な人形になります。 参考:『三春町史 民俗』
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特大右向き腰高虎(三春張子・16代橋本広吉作)
¥11,200
SOLD OUT
特大サイズの三春張子の右向きの腰高虎です。 昭和48年に人形師の橋本広吉さんから購入したものです。 大きな目で睨んでいるわりには猫がシャーッと威嚇しているようで愛嬌のある虎さんです。サイズもヒゲを含めた幅が約48センチと、大きめの猫ぐらいです。 三春張子の虎は各地にある張子の虎のなかでも傑作といわれます。立派なヒゲに踏ん張っている四肢、背面の肩の盛り上がりに背中からお尻までの流れるような動き、波打つ尻尾、さらに力強くのびやかな筆致の虎模様。和紙でできているのが不思議なほどしっかりとしたつくりは三春張子ならではです。 経年のため、やや剥がれや陥没がありますが、着色は鮮やかなままです。 三春張子は福島県の重要有形民俗文化財で、高柴(旧奥州三春藩高柴村)の集落デコ屋敷内の4軒の家で作られています。全て橋本家でそれぞれ屋号があり、この虎は恵比寿屋16代目の橋本広吉さん作。 三春張子は木型を複数使うものもあり、流動的で立体的な姿に特徴のある美しい人形ですが、明治期以降、戦後に再興されるまで、製作される人形の種類は減っていきました。 橋本広吉さんは再興に尽力された数人のうちのお一人で、十五代夫人であるお母様は張子名人と呼ばれた方です。昭和48年に購入したものなので、製作工程全て恵比寿屋内でされていたものと思われます。 〈三春張子の工程〉 木型を作る→和紙(こうぞ)を貼る→のりを手で全体にすりこむ→天日干し→刃で切れ目を入れて型抜き→切れ目をニカワで閉じる→下地胡粉を塗る→乾燥させて凸面を滑らかにする→仕上げの胡粉を塗る→彩色する ※木型は傷まなくなるまで使えます 高さ:約39cm 奥行き:約22cm 幅:約48cm
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伏見人形・鯛曳き童子(丹嘉)
¥4,200
SOLD OUT
子どもが鯛を曳いているおめでたい取り合わせの伏見人形です。子どもらしく丸みを帯びた体に顔立ちは愛嬌がありながらも上品で、作者が心を込めて表情を描いたことが伝わります。 鯛の赤地には金色が散りばめられ、ヒレにはパール地のキラキラした白。裏側も真っ白ではなく鯛の目が描かれ、全体的に美しく彩色されています。 入手時期が昭和50年代なので、6代目大西重太郎氏作だと思われます。 箱に入れたままでしたので新品同様ですが、経年のため、裏側の襟下の黒い箇所が少し剥がれかけています。 サイズ約:幅12×高さ11.5×奥行4.5㎝ 丹嘉は京都の伏見に1軒だけ現存する伏見人形の窯元です。 伏見人形の歴史は古く、室町時代にその記録が残るほど。伏見稲荷大社の門前で参詣土産として売られていたことが始まりとされます。伏見稲荷大社は全国稲荷神社の総大社であるため、古くから全国各地の参詣客で賑わっていました。 江戸時代に庶民生活が安定すると、節句人形の需要が高まり、伏見人形は全国に知られるようになります。かつての京の玄関口である伏見港から水路で日本各地に流通していくと、各地では伏見人形を見本に土人形が製作されるようになりました。そうしたことから土人形のルーツとされています。 往時、伏見に数十軒あった窯元も今では丹嘉のみ。戦時中に多数の窯元が廃業し、原型が廃棄されたり埋められたりするなか、5代目が保存に尽力し、貴重な原型が失われずに済みました。 参考:『伏見人形の原型 六代目丹嘉』
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熊金(青森張子・福原英治郎作)
¥9,200
SOLD OUT
金太郎と熊をモチーフにした青森張子です。 「マサカリかついだ金太郎、熊にまたがりお馬の稽古」の場面でしょうか。 青森張子の作者、福原英治郎さんは躍動感があり、どこかコミカルな人形を製作をされていた方です。 土人形を作る際は型を用いず、指先で成型する手びねりでした。そのため作風はとても自由度が高く動きを感じられてユニークです。 張子も同様に、動きや表情、絶妙に配された明るい色使いに福原さんらしさが見られます。 この金太郎もドヤ顔ながら幼さが残ってかわいらしく、熊の表情も生き生きしています。 ※青森張子は昭和50年代に廃絶 高さ:約17.5cm 幅:約16cm 奥行き:10.5cm 重さ:85g
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戌の貯金玉(佐土原人形)
¥3,400
SOLD OUT
健気な顔にちんまり座る姿が愛らしい犬の佐土原人形です。貯金箱になっています。 佐土原人形は宮崎県を代表する郷土人形です。佐土原人形ますや先々代5代目岩切和子さん作。 色鮮やかな胸飾りに多色で丁寧な彩色の特徴が見られます。 この干支の戌の郷土人形は平成18(2006)年のお年玉切手の絵柄に採用されました。 貯金箱に取り出し口はなく、割らないと取り出せないので、古い時代のものは完全な形で残りにくいそうです。 ずいぶん前のことですが、サザエさんでカツオが貯金口に厚紙を差し込んで硬貨をすべらせて取り出す裏技を披露していました。貯金箱として使いたい方はぜひお試しください。 1975年頃購入後、箱に入ったままでした。経年のため、背面にやや影がありますが、ヒビなどはなく彩色もきれいです。 高さ:13cm 幅:12cm 奥行き:7.5cm 重さ:248g
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鯉担ぎ金時(常石張子・二代目宮本峯一作/広島県)
¥18,000
SOLD OUT
高さ約38cm、川から大きな鯉を担ぎ上げる坂田金時(金太郎)の大ぶりの張子です。 金時と鯉の組み合わせは端午の節句のモチーフで、子どもの健康や立身出世への願いが込められていました。金時は子どもの健康や立身出世、鯉も滝を登ると龍になるとの伝説から立身出世の縁起物とされますし、金時との格闘で跳ねあがった大鯉の姿が鯉のぼりのルーツとする説もあります。 常石張子はとぼけたような表情と丸みのある造形が特徴で、この鯉金も堂々としたポーズをとりながらも表情に抜け感があり、独特のゆるさを醸し出しています。 経年のため、ひび割れ箇所や色彩の変化がありますことをご了承ください。 サイズ(約):高さ38×幅22×奥行14cm
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鯨車(大)・木彫(土佐/岡林藤吉作)
¥15,000
SOLD OUT
鯨が泳ぐ姿を木彫にした鯨車です。 岡林藤吉さん作。当初は鯨の口が開いて中を赤く塗ったものと口を閉じたものを制作されていましたが、後年は口を開けた方が出回るのは少なかったようです。 口が開いている上に目がにこやかで、大笑いして泳いでいるかに見えます。 昭和50年代に入手後新品同様ですが、経年のため部分的に色褪せて見えるかもしれません。 サイズ約:全長24×幅21(ヒレ込み)×高さ11㎝ ヒレは組み立て式。目の下にある穴に差し込みます。 木彫の鯨玩具は、室戸岬の漁師たちが捕鯨の合間に折れた艪や銛で子どもにお土産をつくったのが始まりとされます。鯨車は大正時代に郷土玩具として作られ、戦後、岡林藤吉さんが復興されました。
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伏見人形・具足〈甲冑〉(丹嘉)
¥4,200
SOLD OUT
入手時期が昭和50年代なので、6代目大西重太郎氏の作と思われます。 兜の前立と胴の蛇の目紋から、加藤清正公を題材にしているようです。加藤清正公はその勇猛さから端午の節句飾りで定番人気の武将です。全体的に華麗な彩色が施され、型抜きが美しく、伏見人形ならではの仕上がりです。 箱に入れたままでしたので新品同様です。 サイズ約:高さ13.5×幅6×奥行6.7㎝ 重さ212g 丹嘉は京都の伏見に1軒だけ現存する伏見人形の窯元です。 伏見人形の歴史は古く、室町時代にその記録が残されるほど。伏見稲荷大社の門前で参詣土産として売られていたことが始まりとされます。伏見稲荷大社は全国稲荷神社の総大社であるため、古くから全国各地の参詣客で賑わっていました。 江戸時代に庶民生活が安定すると、節句人形の需要が高まり、伏見人形は全国に知られるようになります。かつての京の玄関口である伏見港から水路で日本各地に流通していくと、各地では伏見人形を見本に土人形が製作されるようになりました。そのため土人形のルーツとされています。 往時、数十軒あった窯元も近・現代化と戦時期を経て、今では丹嘉のみ。戦時中に多数の窯元が廃業し、原型が廃棄されたり埋められたりするなか、5代目が保存に尽力し、貴重な原型が失われずに済みました。 参考:『伏見人形の原型 六代目丹嘉』
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古倉保文作・琉球土人形(んーちゃふぅとぅき)
¥10,000
SOLD OUT
沖縄の郷土玩具作家・古倉保文さんの琉球芸能をテーマにした琉球玩具(土人形)です。 踊り3体と演奏2体の5体セット。今にも踊り出しそうな軽やかさがあり、琉球の着物らしく鮮やかで大胆な着色も美しい土人形です。高さ約7〜10㎝、木箱付き。 (左から) かあちゃしー:カチャーシーのことだと思います。リズムに合わせて頭の上で手を左右にヒラヒラさせる踊り むんじゅる:むんじゅる(麦わら)を小道具にした踊り さんしん:三線 ちじん:鼓 ぬふぁ節:伊野波節「女笠踊」の踊り ※木箱に入れたままの未使用品ですが、経年のため、ぬふぁ節の土人形は笠の後ろの縁部分に少し欠けがあります。 古倉保文さんは琉球郷土玩具の復元に取り組まれた方で、製作した玩具は戦後駐留米兵の沖縄土産として人気でした。のちにアメリカのグラフ誌『ライフ』に紹介されたり、スミソニアン博物館やハワイのビショップ博物館のコレクションに加えられたりするほど評価された琉球郷土玩具作家です。 1991年、伝統工芸保持者として那覇市指定無形文化財の第一号に認定されました。
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桃から生まれた桃太郎(岡山・土人形)
¥2,200
SOLD OUT
桃を割ったら出てきた桃太郎の土人形です。 桃の中にゆったりと座って得意げにも見えます。凛々しく上品な顔立ち。 髪の毛や手足の指のすじ等こまかく表現されており、瞳はブルーが入って生き生きとした印象です。 サイズ約:幅10×奥行7.5×高さ10.5㎝ 入手後、箱に入れたままでしたので新品同様です。
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オランダ万歳セット(長崎・土人形)
¥5,000
SOLD OUT
オランダ万歳の土人形です。 長崎に漂着したオランダ人が生活のために万歳を習い、正月を祝って回る舞踏劇をモチーフにしています。 シルクハットにオランダ服、唐扇子の万歳(まんざい)とピエロ服に鼓を持つ才蔵(さいぞう)が明清楽に合わせて踊っている姿です。 ✳︎万歳 正月に家々を祝って舞を舞う民俗芸能で、扇子を持った太夫と鼓を持った才歳が二人で回ります。寄席の漫才はこの二人の掛け合いが発展したもの。 (左のピエロ)サイズ約:高さ10.6×幅8×奥行4㎝ (右のシルクハット)サイズ約:高さ11×幅8×奥行5㎝ 発色もきれいで汚れもなく、新品同様です。